March 30, 2005

CLANNAD 不買運動と、その存在自体の話題性

なにやら海の向こうの国では、例の島の問題で日本製品の不買運動が起こっているようですが。

昨日 CLANNAD の由来について再度調べて知ったのですが、このゲームには不買運動が展開されたことがあるようですね。

で、その CLANNAD 不買運動。詳細を知りたいと思ったのですが、残念ながら活動を発起したサイトのページは消えていました。ところがある方法を用いると、簡単に見つかりました…けど、そのリンクは書きません。メーカーに味方するからではなく、ページを消したのはサイトのオーナーが見てほしいと思わなくなったからなのでしょうから、あえてそれをリンクするのも野暮な行為だと思うので。

さて、その消された不買運動のページなのですが、運動を展開していた理由を一言で表すならば、それは CLANNAD に特定の場面 (サーバー利用規約その他の理由から内容は書かない) が含まれていないことでした。

これを知ったとき、私は「くだらない」としか思いませんでした。

運動の発起人は、不買運動を行う理由として、

  • 特定の場面を含まないこと
  • にもかかわらず、前作とその前の作品と変わらない価格設定 (これは後に改訂される)
  • 特定の場面を含まない理由に対する説明が行われていないこと
  • 発売直前まで、作品の対象年齢が公開されなかったこと

を理由としてあげていました。

しかしこれは、不買運動を行う正当な理由となりうるのでしょうか。というのも、これら内容が道義に反するという根拠がないと、私は思うからです。

メーカーとしては、特定の場面を含むことが、内容的にも商業的にも必要とは思わなかった。だから、含めなかった。だから、その価格を設定した。それだけのことではないのですか? そして、たったそれだけのことにメーカーがアカウンタビリティ (説明責任) を負わなければならないとは、私は思いません。

結局のところこの不買運動の理由は、単なるユーザーのわがままと独善にしか、私には見えなかったのです。そんなに作品とメーカーが嫌いなら、自分は買わないという選択肢をとればよかったのに。それが不買運動などという活動として行ったために、サイトの掲示板は煽りと荒らしと誹謗中傷の場に。結局ページを削除したのも、そういった非難に嫌気がさしたからとしか、傍観者には見えません。

大風呂敷を広げてたたかれたから、仕方なく畳んで引っ込めた。だったら、最初から風呂敷など広げなければいいのに。

…さて、私がおもしろいと思ったのは、この CLANNAD という作品の存在です。普通のゲームにおいて、そのタイトルが昨日のように議論となることは珍しいことですし、ましては不買運動など通常は考えられないことでしょう。つまり、CLANNAD は内容以前にその存在自体すら議論の対象なのです。

以前も書いたことがありますが、人は興味のない対象に対しては口出しなどしないものです。そして、それが好意的か否かを問わず、CLANNAD という作品は話題性には事欠かなかったのです。これは興味深い。

…とはいえ、やはり今さらこんなことを話題にしている私は、やっぱりダメな子なんでしょうね。そしてやはり、演劇部の「部室」で「どろり濃厚」と印刷された段ボールに気づいたりする私は、やっぱりアホな子に違いない。

カツサンドはあきらめて、あんパン買ってきます…。

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